nasneというイノベーション。
nasne(ナスネ)も買った。
量販店では目立つことなくひっそりと売っているが、結論から言うと「こいつぁ〜すげ~よ」ってものだった!
ソニーのテレビ事業はこれをベースに再編できるんじゃあないかとも思ってしまった。
10/10(木)に1TB版が出たが、HDDの容量以外に違いがないので従来の500GB版をAmazonで14,531円で買った。
BDレコーダーを買おうと思っていたが、安くても3万以上するのでその案は捨てた。
PS(プレイステーション)3がないと使えないんじゃないかと思っていたが、そんなこと全然ない。PS3なんていらない。
正直手にするまで現物を見たことがなかったので、手にしてみて驚いた。
意外に小さい。(最近の無線LANルーターくらいだろうか)
アンテナの入出力と有線LAN端子、そして外付けHDD用のUSB端子のみといったシンプルな入出力端子しか付いていない。
あとは地デジ/BS/CSのシングルチューナーとHDDといった構成だ。
B-CASカードは付いている。
よくわかってない状態で購入したため、「これ、テレビとどうやってつなげるんだろう」と思いつつ配線をしていった。
結果的に(今持ってるアナログの)テレビとはつながらないことがわかった!(アホ)
HDMIはもちろん、コンポジット等のAV出力端子がなにも付いてないからだ。
リモコンの類なんかもない。
nasneは配線して電源挿したらその後触ることすらないので、なんかの裏に隠して置いても問題ない。
すべてはLANでつなぐという「ソニールームリンク」の思想のもとで設計された地デジチューナー付きのNASだ。
安くて簡易なハードディスクレコーダーだと思い込んでいた自分の過ちに気付いた。
しかし!PlayStation Vita(以下Vita)との連携は秀逸だった。
PlayStation Storeで「torne PlayStation Vita」というすばらしいアプリを購入し(800円。ここが日本メーカーのえげつないところ)、nasneとWi-Fiでつなげる(簡単!)ことですごいことができた。
・地デジ/BS/CSがVitaの画面でリアルタイムに視聴できる。
・Vitaの画面の番組表、キーワード検索、ジャンル検索から録画予約ができる。
・録画した番組をVitaで観ることはもちろん、Wi-FiでVitaにムーブ(Vitaのメモリカードにコピー)できる。
しかも前回ベタ褒めしたVitaのUIで驚くほどストレスなく。
(アプリの起動が若干遅いが、まだバージョンが1.0なので今後に期待だが)
そう、Vitaはnasneと連携してさらにその秘めたるポテンシャルを開花させ、ホームネットワークのコントローラーへと進化するのだ!
同じようなことは他の機器の組み合わせでもできると思うが、なによりかによりこの値段でここまで気持ちよくできないんじゃないか?
なんといっても「torne PlayStation Vita」というアプリが秀逸すぎる。
とても操作性がよく、キーワード検索も早く、今までで一番カンタンに録画予約できた。勢いでバンバン録画予約したくなっちゃう。
nasneはソニーにしては珍しくソニー製品以外にも対応しており(動作保証はなし)、
DTCP-IP(著作権保護技術)対応のDLNA(Digital Living Network Alliance)クライアントに対応した機器でほぼVitaと同じようなことができる。
iPhoneにもいくつか対応アプリがある。
私が試したのはMedia Link Player for DTVという850円のアプリだが、これがまたいい!
放送中の番組をnasne経由でリアルタイム視聴できる(多少難あり)他、録画番組のムーブに対応している。
表示されたnasne内の録画コンテンツを左から右へフリックすればiPhoneにムーブできる。
これはすごいものを手に入れてしまった。いままで観きれずに消していた録画コンテンツたちを、これからはワイヤレスでとりあえずムーブしておいて新幹線内で楽しむことができる。テレビとの付き合い方が変わると言っても過言ではない。
外出先からの録画予約ももちろんできる!(iPhoneからも)
惜しむらくは大人の事情かなんかで、写真や音楽、個人撮影の動画などには外出先からアクセスできるが、テレビ番組のリアルタイム視聴や、録画した番組の視聴は外出先からはできない。(ムーブで持っていけばOK)
AV端子経由で録画コンテンツ(ビデオ)を視聴するという一般的な従来の考え方をこれほど安価に変えてしまう、まさにイノベーションといっていい機器なのにあいかわらずアピールがヘタだなぁソニーは。だいじょうぶか宣伝部。BDレコーダー部に遠慮してるんじゃないか?ゲーム売り場じゃなくAV売場でおおっぴらに売れよ。
これはなんとしても早く「ソニールームリンク」に対応したBRAVIA(今どきはほぼ対応している)を手に入れ、テレビの大画面でnasneを体感し、ホームネットワークのなんたるかを掌握したいものだ。
ワンルームアパートだけど。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2012/08/30
- メディア: Video Game
- 購入: 7人 クリック: 513回
- この商品を含むブログ (100件) を見る